私が免許取り立てだった当時、友人と3人で夜のドライブに行った時の話です。

私は5月生まれなので友人の中では一番最初に免許を取り、有頂天でした。

県道から山の中へ入っていく道があり、その先を確かめに行こう!という事になりました。

友人が言うには、山の上に廃墟になった小さな建物があると聞いたことがあるらしいのです。

山道をひたすら登っていくと道が2本に分かれていました。

「どっちに行こうか?」

「とりあえず、左に行ってみよう!」

という事になり左の道を進むことにしました。

暫く走っていると、急にエンジンが止まってしまいました。

「ガス欠だよ!こんな山奥でまいったな。」

「仕方ないから、山を降りてスタンドを探そう。」

私達3人は仕方なく山道を歩いて下り始めました。

3差路まで戻った時、友人の一人が下ってきた先の山を指差して

「あの山の上の”とんがり”動いてないか?」

と云うので3人でその山の上の”とんがり”をみていると確かに動いています。

巨大な二本足と頭だけみたいな固まりががこちらに向かって移動しているんです。

「あれ、なんかやばいよ!こっちに向かってきてるぞ。」

「何なんだよ!凄くでかいぞ・・・」

「絶対にやばいよ!逃げよう。」

3人は、巨大な怪物が何なのかもわからないまま、追われているような恐怖で一目散に山を逃げ降りました。

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「あの怪物、なんだったんだろう・・・」

「あんなでかいのがいれば、もう発見されてるはずだし、絶対におかしいよ・・・」

「というか、頭と足しか無かったよな・・・」

3人は、その日は怖いので皆一緒に一夜を明かし、翌日の昼にバイク2台で車を取りに行きました。

県道から山道に折れ、分岐でいったんとまり、様子をうかがってから車の方に向かいました。

しばらく行くと

「あーーッ」

「何だよあれ、嘘だろーッ」

何と、置いていった車は何かに踏み潰され、ペシャンコになっていたのです。

以後、その山には一切近づいていません。

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