謎の男の子からの電話

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時刻はもうすぐ昼にさしかかるか、というところ。

私は風邪をひいてはいましたが正直ちょっと熱出た程度のものだったのでその頃にはすっかり回復しており、ベットに寝転がりマンガを読みながらヒマ潰しをしていたその時、階下から母の声がしました。

「電話だよー!アンタにー!!」

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どうやら私宛に電話がかかってきたようです。

「ハァ?誰から?」

当然友人達は今学校で授業中。大体、私が休みだってのを知っているはず。

厨房相手のセールス電話だってこんな時間にかかってきたこと無い。

てゆうか、マンガ読んでる途中なんだけど。

マンガの続きを気にしながら下に降りると受話器を持った母が「知らない。お姉ちゃん出してほしいって言ってる」と受話器を渡してくるので仕方なくもしもし?と出ると。

「いちばんうえのおねえちゃんですかー?」

と男の子の声がしました。声色で判断するなら幼稚園~小学校低学年くらいでしょうか。

可愛らしい声色で思っても居なかった相手とその話の内容に一瞬言葉が詰まり、

「………そうだけど」

と言うとそうですかーと間延びした声で男の子が事務的に相槌を打ちます。

「じゃあ、いちばんうえのおにいちゃんかおねえちゃんいますかー?」

「…え?私が一番上だけど……」

「そうですかー。じゃあ、いもうとかおとうとはいますかー?」

「……妹がいるけど。」

「そうですかー。じゃあ、かわってくださーい。」

「妹は…学校に行ってるよ。だから、今いないよ…」

そこで男の子が何かを考えるかの様に黙り込み、すこしあってから

「じゃあいいですー。……」

と電話が切れてしまいました。何、今の?幼稚園児に知り合いなんかいない。

しかも話の内容が意味不明すぎる。イタ電?イタ電なのか!?

少しすっきりしませんでしたがそれよりもマンガの続きが気になったので続きを読み、昼ごはんだよーと母が呼ぶ頃には電話の事をすっかり忘れていました。

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昼食をとり、電話をふっと見た時にあの男の子の声を思い出し、

「なんでイタ電とりつぐのさ~!」

と母に言うと、彼女はきょとんとした顔でこちらを見ます。

「電話……?何言ってんの?」

「え?いやいやいや、変な電話とったじゃん!男の子の声で……」

母が心底不審そうな顔を見せました。

「はぁ?電話なんか鳴ってないよ?」

………なんともありがちな話ですが実話です。

そしてちょっと気にかかる事が。

平日の昼前にかかってきた電話の主は小さな男の子の声。

幼稚園は平日でも休みなんだろうか?だからイタ電かけたのか?

それにしては男の子の声以外受話器の向こうからは一切の音がしなかった。

小さな子のイタ電って今までどこか笑いを含んだ声だったのにその子の声はとても事務的。

必要な事だから聞いている、みたいな。他人に言わされてる感も全くありませんでした。

そして、書きながら思い出したんだけど電話が切れる前に言った一言。

「じゃあいいですー。ほかのひとにききまーす。」

…他の人にもかけたみたいなので。

誰かこの子の電話とった事ある人いますか?

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