守っている何か

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私が高校生になったばかりの頃、小学校でいっしょだったKちゃんと再会し、同じクラスだったのでお互いの友人を組み合わせてグループをつくりました。

クラスでそういったグループが安定しはじめると、ようやく一人ぼっちの人が目立ち始めます。

その一人がRさんという物静かな女の子でした。

Kちゃんに一人ぼっちの人をグループに入れようというと快く賛成してくれるのですが、唯一Rさんだけは反対するのです。

KちゃんはRさんと一緒の中学校だったのに何故?と理由を聞くと、学校の外で話そうということになりその日の放課後ファミレスで話してくれました。

KちゃんがRさんを気にし始めたのは、中学一年生の夏休み明けからでした。

なぜならRさんを除いたRさんのグループの残り4人が夏休みの旅行中交通事故に遭い全員亡くなってしまったからです。

その旅行はRさんも参加するはずだったのですが、当日になって原因不明の頭痛により不参加になったそうです。

Kちゃんは仲の良いグループで一人残されたRさんを気の毒に思っていましたが、それはKちゃんだけでなくクラスのみんなもそうでした。

クラスメイトの助けもあってかRさんは、元気を取り戻し色々な人と交流を深めていきました。

そして中学二年生の冬にRさんを深く愛してくれる彼氏が出来たのです。

その彼氏は、高校生の年上の人でしたが行きつけの本屋さんで知り合って交際に発展したと話しているのをKちゃんは聞きました。

しかしその数ヵ月後、テニスボールがRさんの彼氏の頭にあたってしまい、入院。

そして彼氏は一生の入院生活を余儀なくされたのです。

そのときは、クラスメイト数人が妙な噂をたてはじめました。

実は、テニスボールがあたった事故の日、Rさんは彼氏と一緒にテニスの試合観戦に行く予定だったそうです。

ですがその日に限ってRさんは、風邪をこじらせてしまい行けなかったといいます。

妙な噂は、そういった内容ではなく彼氏の事故の後「私は守られているから事故が回避できるのかもしれない」とRさんが安心しているような顔で話していたという内容でした。

「だからRさんと関わると危ないってことだけ感じるの」とKちゃんがRさんを遠ざける理由を話してくれたのです。

なんでその話を学校でしないの?と聞くとKちゃんは、「その守っている何かが聞いているかもしれないじゃん。」といいました。

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