古い村の土葬の習慣

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私の母が田舎のお婆ちゃんから聞いたという土葬の習慣の話です。

今では遺体は火葬をし骨壷に入れますが、昔は土葬の習慣があり、墓地に大きな穴を掘り棺桶ごとうめていたそうです。

お婆ちゃんの村も集落ごとに小規模な墓地があり、全て土葬をしていたそうです。

葬式のときに遺体の上に包丁を置き、「生き返った場合は悪魔が取り付いている証拠なので包丁で刺す」という習慣がありますが、死んだ人が生き返るという恐ろしい話が子供たちの間で密やかに噂されていたそうです。

ある時、古い村に開発の手が伸び、お墓を移動することになったそうです。

今なら墓石の下の骨壷と墓石を移動するだけなので簡単ですが、土葬の場合、木でできた棺桶の中に生身の体を入れて2m位の深さに埋めてあるわけですから移動は大変だったそうです。

それでも穴を掘り遺体のの骨を拾い集める作業を進めます。

そんな中、作業をしている人たちがしきりに不審がっています。

幾つかの墓で明らかに棺桶より上に遺体が移動しているというのです。

遺体が棺桶を突き破り上に向かって土を掘りながら移動したとしか思えないというのです。

そんな棺桶より上にあった遺体の中にお爺ちゃんの遺体も含まれていました。

そして、棺桶より上にあった遺体の指は第二関節辺りまでなくなっていたそうです。

まるで、地上に出ようと素手で土を掘り続けたように見えたそうです。

そこまで話したあと、お婆ちゃんは母に言いました。

「でもね、私には単なる不思議な話じゃなかったんだよ。」

皆が不審そうに話し合っている中、お婆ちゃんはある夢のことを思い出し、恐怖で震えていたそうです。

ちょうど、お爺ちゃんが死んだ7日後のお婆ちゃんの夢の話です。

「あの人がね、夢の中で「苦しい、出してくれ。」「苦しい、息ができない。」と叫んでいたのよ。」

妙にリアルな夢で、目が覚め時、全身汗びっしょりだったそうです。

「あれって、生き返ったあの人が土の中で息ができなくて苦しんでいる声だったのかしら。」

母は、その話を聞いてからお墓に行くのがとても怖いと言っています。

今でも一人ではお墓参りに行けないらしいです。

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