雪だるまは呪いの人形

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私は友人たち数名と一緒に、その中の一人の祖父母の家に泊まりに行くことになりました。

私の住んでいたところは暖かくて雪がほとんど降らず、雪の積もる地方で雪を思う存分体験することを目的として泊まりに行くことになったのです。

友人の家の車で目的地である友人の祖父母の家に到着したのは夜になっていました。

既に暗がりながらも道中で雪が積もっているのを見ていた私たちですが、既にかなり遅い時間になっていたので、さすがに遊びに行くのは明日にすることにしました。

その際、友人の祖父から「雪だるまは絶対に作ってはいけない」ということを言われました。

それは少し楽しみにしていたので友人を含めて私たちは抗議しましたが、友人の祖父は頑なにそれを禁止しました。

その剣幕に怯えた私たちは仕方なくそれを受け入れることにしました。

翌日、私たちはさっそく雪の積もる外で遊ぶことにしました。

普段、これほどの雪に触れる機会が無い私たちは雪原を駆け回り、雪合戦も思う存分楽しんでいました。

しかし、やはり雪だるまは作りたいなと思い、私たちは人の来なさそうな雑木林を見つけ、見張りを立てながらそこで雪だるまを作ることにしました。

かくして、

雪と付近に落ちていた木の枝を使い、雪だるまは完成しました。

その時点で昼になったので、私たちは友人の祖父の家に戻ることにしました。

昼食を食べている最中、急に外が暗くなったと思いきや、ガタガタという音が鳴り始めました。

何事かと思って外を見てみると、外は先程までの快晴が嘘のようにどんよりと暗くなり、猛吹雪が襲いかかってきていました。

もう少し帰るのが遅くなっていれば、私たちも巻き込まれていたことでしょう。

友人の祖父はそれを見て、私たちが雪だるまを作ったのではないかと疑ってきました。

私たちは嘘をついて誤魔化しました。

その後、なぜ急にそんなことを聞いてきたのかを聞いてみると、友人の祖父曰く、このあたりでは雪だるまは呪いのために作られ、作った場所の付近に凄まじい吹雪を巻き起こすのだとか。

そして、巻き込まれた人は家に帰りつくことができず、そのまま吹雪の中で凍死してしまうのだそうです。

怖くなった私たちですが、バレたら余計に怒られるということで、最後まで雪だるまを作ったことは黙っていました。

翌日、吹雪が止んだあとに例の雪だるまの場所まで行きました。

積雪量からして既に雪にうもれているだろうとは思いましたが、予想に反して雪だるまは同じ場所に鎮座していて、その周辺だけ雪が積もっていませんでした。

私たちは足で蹴るなどして雪だるまを破壊しました。

聞いた話では、あの猛吹雪で亡くなった人が何人もいたのだとか。

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