近づいてはいけない場所

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その友人の住んでいた地域では、年に一回だけ「決して近づいてはいけない場所」が決められるそうです。

その場所は春頃に急に決められ、普段は人が近づかないような場所になっていました。

例えば、空き地や荒れ地のように、せいぜい子供が遊び場にするような場所ばかりが「近づいてはいけない場所」として決められたのです。

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なので、影響を受けるのはその場所を遊び場にしていた子供くらいに限定されるのです。

ある年、友人たちのグループが遊び場にしていた空き地がその場所に決められました。

友人たちは決まりを破ってその空き地で遊びに興じていました。

すると急に大人たちが近づいてきて、空き地から出るように叱りつけてきました。

決まりを破ったことを咎められると思った友人たちは散り散りに逃げ出しましたが、逃げるほどに追手はその人数を増やし、最終的には誰一人として逃げ延びることはできませんでした。

友人たちは狭い建物に閉じ込められました。

外観からは何の建物かは分かりませんが、埃が舞っていたことから普段は使われていない建物であることが分かりました。

そして、仮面を付けた大人たちが聞きなれない言葉を発しながら持っていた木の棒で彼らを殴り始めました、友人の記憶では、1時間ほど殴り続けられたそうです。

そこまで強く殴られた訳ではなかったそうですが、友人を含め、気絶しては起こされてを繰り返し、全員が泣き叫んでいたそうです。

しかも、迎えに来た両親にまで厳しく叱られ、殴った大人たちに平謝りしていたそうです。

そのせいで、1年後に禁止が解除されてからもその空き地には近づけなくなってしまいます。

無論、新たに禁止になった場所にも近づけずにいるそうです。

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なぜ、そのようなことになったのか聞いてみると、些か曖昧ではありましたが、その地方には何か良くない存在がいて、1年に1度、その住処を変えるのだそうです。

そして、近づいた人間にとりついて周囲に災いをもたらすのだそうです。

実際、その数年前に難を逃れた子供がいた時にはその地方にだけ集中豪雨が訪れ、数人の死者を出したことがあるそうです。

どういった存在かは分かりませんでしたが、少なくとも子供を躾けるためだけではないことは分かったそうです。

何せ、その数年後にはその「儀式」のような棒で叩く行為の際に子供が死んでいるのですが、両親は訴えもせず、警察も取り合わなかったそうですから。

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