猫の呪い

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僕が小さい頃、F君という中の良い友達がいました。

F君は優しい性格で、道端で拾った野良猫2匹を近所の廃墟で保護していました。

毎日、朝学校に行く前と帰りに廃墟で餌を与えるのが日課になっていたのです。

僕も学校帰りには、よく一緒にその廃墟に行って猫と遊んでいました。

周囲に気を配り、誰もいないのを確認して、そっと廃墟に忍び込みます。

猫は2匹とも白と黒のぶち猫で、尻尾が丸い玉のようになっているのが特徴で、F君が廃墟に入っても、野良猫なので用心深く姿を隠していますが、F君が呼ぶと何処からともなく現れました。

とてもよく懐いていて、手を出すとペロペロと舐めてきます。

「僕の家がアパートじゃなければ、こんな場所に置いておかないんだけどな。」

F君は悔しそうにそうつぶやきました。

そんなある日、学校でF君が慌てて僕のところにやってきました。

「あの廃墟出る時、Kに見つかった!学校が終わったらすぐに猫を何処かに連れて行かないと。」

「2匹だから、一緒にきて。」

と言ってきたのです。

Kは性格の悪いガキ大将で、犬や猫を良くいじめていました。

Kが廃墟に行く前に猫を避難させないと、何をされれるか解りません。

僕は「わかったよ、じゃ放課後急いで廃墟に行こう。」と言いその放課後。

僕たちは急いで廃墟に向かいましたが、すでにKが仲間のYと一緒に廃墟の中にいました。

そして、廃墟の中には、膨らんだビニール袋があり、明らかに中に猫が入っていると解りました。

でも、その袋は一切動きませんでした。

K「生意気に猫が威嚇してきやがったから、たたき殺しといたぞ。」

僕・F「・・・」

K「お前ら、今度ここにいるの見たら、ぶっ飛ばすからな。」

僕・F「はい・・・」

K達が出て行ってしまうと、Fは慌てて袋の中をみたのですが、一匹の猫が血だらけで死んでいました。

「もう一匹は、どうしたんだろう。」

もう一匹の猫は、Fがいくら呼んでも出てきませんでした。

その後、なんど廃墟に行っても、猫は出てこなかったと言います。

白黒のぶちで尻尾が玉のようだという特徴があるので、僕も学校の行き帰りに気に留めていたのですが、猫は見つかりませんでした。

暫くして、Kが学校に来ていないという事が解りました。

その後、復帰することもなくKは姿を消してしまいました。

先生に聞いても理由は教えてもらえず、その後Kとはあっていません。

Fの話だと、Kは学校に来なくなる少し前から、あの廃墟の道を通らなくなったそうです。

何故姿を消したのか、理由は解りませんが、僕もFも生き残った猫の呪いだと思っています。

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