度の過ぎたイタズラ

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友達のM子は度を越えるイタズラが大好きで、周囲の人々から煙たがられる存在でした。

男友達のFは、転校初日にM子に交際を申し込まれましたが、それはもちろん嘘。

次の日に「びっくりした?嘘だよ?」と簡単に別れを告げられたということもありました。

みんなは、M子の度の過ぎたイタズラを放っておくことにしていました。

しかしFはプライドが高い性格で、酷いイタズラをしたM子をとても恨んでいるように見えたのです。

ある日登校するとM子が変なオッサンに絡まれたと騒いでいました。

そういった被害報告は日常茶飯事で大体いつもM子が悪いという話なのですが、「この人形でそのオッサン呪い殺せるよ。」とFだけはその話を親身に聞き、お腹を縦に縫った人形を手渡したのです。

「ただコレを使うには手順が必要でね・・・」

私は側で聞いていましたが、包丁を使ったり人形をズタズタに切ったりする方法なので呪いって物騒だなあと思っていました。

「M子、物音がしても時間が過ぎるまで絶対出て行っちゃだめだよ。絶対だよ。」

Fは何回もソコを念押ししていました。

M子は、おもしろいオモチャを手に入れたという顔をして人形を乱暴に鞄にしまいました。

次の日M子は「呪っている最中変な物音がしてやばかった!」

「人形が動いていた!」などと喜んでいました。

しかし数日経つとM子は体調不良で登校しなくなったのです。

学校を卒業するころには、クラスの全員がM子の存在を忘れ、同窓会では私とF以外あんなに存在感のあった彼女を覚えている者はいませんでした。

今ならわかるのですが、Fの人形と呪いの方法は「一人かくれんぼ」だったのではないかと思います。

そしてFが何度も念を押した「出て行ってはいけない」という言葉は、M子にとって「出て行ったらおもしろい」と感じ取ったのではないでしょうか。

私とFだけの記憶なので、M子の話は真実かどうかわかりません。

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