線香を焚く日がある学校の怪

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私は中学時代、吹奏楽部に所属していました。

ある夏休みの日、部活で合宿に参加することになり、場所は県内の強豪校にて、数校合同で合宿を行うことになりました。

その初日で妙な光景を目の当たりにしました。

それは、校内の至るところで線香が焚かれていたことです。

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線香の匂いは嫌いではありませんでしたが、あちこちで焚かれているため、新鮮な空気を吸いたいと思うようになりました。

その旨を他の学校の生徒たちと話していると、合宿先の学校の生徒が、今日と明日だけはこの線香の焚かれている場所以外には行ってはいけない、という旨を伝えられました。

合同での説明時にも、教師からその旨を通達されました。

一応、換気は十分にされていたので大丈夫でしたが、妙な雰囲気のまま練習することになったのは言うまでもありません。

その日、宿泊は学校の教室を使うことになりましたが、ここでも線香が焚かれています。

線香が消えそうになったら、各自で次の線香を用意するようにと言われました。

そんな中、私はトイレに行きたくなり、渡された簡易的な地図を頼りにトイレに行きました。

その帰り、行きでは分かりにくかったのですが、どうにも遠回りをしていたようで、寝泊りしている教室までの一直線のルートを見つけました。

しかし、地図ではそこは通ってはいけない、と書かれていました。

そこはグラウンドと校舎をつなぐ場所で、線香が焚かれてはいなかったのが理由でしょう。

私は暑さに耐えられなかったこともあって(教室には扇風機があった)早く教室に戻りたかったので、一直線のルートを選ぶことにしました。

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線香が焚かれていないエリアに足を踏み入れた瞬間、目の前が真っ暗になった事だけは覚えていましたが、その後はどうなったのかよく覚えていません。

気がついたときには翌日の練習中でした。

私は半日以上の記憶が無かったのですが、周りは特に違和感を感じてはいなかったそうです。

私は、もし線香の焚かれていない場所に行くとどうなるかを聞いてみることにしましたが、合宿先の生徒たちは何も教えてはくれませんでした。

とりあえず、その日を乗り越えれば問題ないはずだったので、私は何も聞かずに線香のルールに従っておくことにしました。

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