すでに廃校の小学校に通学していた友達に聞いたお話です。

彼女は霊感が強く、普通に世間話の一環で平然と怖い体験談をするので私はいくつもその話を聞いています。

彼女がその小学校に転校してきたとき、学校の怪談のようなものが流行っていました。

そのひとつがトイレで人影が見えるというもので、何人もの友達が見たと騒いでいたそうです。

中には絵に描いてみせる子もいて、そのトイレには何人もの見物人が集まっていました。

「絵の得意な子がね、何枚も描いて見せるのよ。見てないくせに。」

彼女は、霊感がありました。

だから彼女は見えるはずなのですが、トイレは普通のキレイなトイレで何もいなかったそうです。

「幽霊はね。」

私が理解できていないと知り彼女は説明してくれました。

「集団で一点を見つめつづけると存在しちゃうのよ。」

そのトイレにはなにもいなかった。

でも、友達が描いた絵が瞬きしたのは見たそうです。

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