呪いのために作られた楽譜

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私の通っていた中学校の合唱部はそれなりに有名で、歴代の中には全国大会に何度か出場したこともありました。

私は吹奏楽部でしたが、2つ下の妹が合唱部に所属していて、何度か楽譜の読み方を相談されることがありました。

ある日、妹が私の下に一枚の楽譜を持ってきました。

タイトルを見ても、歌詞を読んでも聞きなれない曲の楽譜でした。

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何の曲かを聞いてみると、どうやらオリジナルの曲でした。

しかも、作詞作曲したのは昔の合唱部員で在籍当時に作ったものだそうです。

歌に関しては素人の私ですが、その曲の完成度の高さはよく分かりました。

ところが、ふと不自然なところがありました。

3番まである曲の最後の歌詞は「いい音色にメッセージを乗せて」とあります。

他の部分を見ると、どうにもこの歌詞だけが雰囲気というか、まるで別の曲のように感じられました。

上手く言い表せませんが、まるでこの部分だけは別の意味合いを込めているというか、とにかく違和感を感じました。

なので、妹に楽譜を1日貸して欲しい旨を交渉しました。

次の日は部活が休みだったようなので、了承してもらえました。

さて、音楽では音階をアルファベットで表すことができます。

「ド」は「C」で、「ドレミファソラシド」は「C、D、E、F、G、A、B、C」になります。

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歌詞の最後にある「いい音色」とは、「E音色」つまり「ミ」の音に関係があるのではないか、と考え、1番から3番までの歌詞のうち、「ミ」の音の歌詞を拾い集めました。

それを順番に読むと、

「ユルサナイノロツテヤル(許さない呪ってやる)」

「ワタシノミミヲカエシテ(私の耳を返して)」

「オマエラモフコウニナレ(お前らも不幸になれ)」

となってしまいました。

私は、まさかな、と思いながらも、そのメッセージについては忘れることができませんでした。

すぐさま、妹に楽譜を返しました。

メッセージに込められた意味は誰に対するものかは知りませんでしたが、妹に「その歌は歌うな」とだけ忠告しておきました。

どうやら、近くのお祭りで歌う曲を決めていたそうですが、なんとか候補からは外してもらったそうです。

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