謎の赤いドリンクが部室に・・・

サイト内検索

私は大学生の頃、あるサークルに所属していました。

文系のサークルで、大きな活動をするわけでもなく、少ないメンバーでひっそりと活動していました。

そこでの楽しみの一つに、栄養士を目指しているサークルメンバーの作るドリンクを時折飲むことができるというものがありました。

スポンサーリンク

彼は生の果物や野菜、その他さまざまな食材からドリンクを作り、実験台として私たちに飲ませてくれるのですが、大抵の場合は絶品だったのです。

そのため、たまに失敗作を飲まされることはあっても美味しいドリンクを飲む機会が多く、失敗作だったとしても話のネタにはなりましたし、やはり楽しみではありました。

ある日、部屋には誰もおらず、机の上にはドリンクが置いてありました。

しかし、いつもと異なっている点がありました。

いつもなら、作った本人がいるはずなのに誰もいなかったのです。

飲み物にもおかしな点があり、いつもなら大きな容器にドリンクが入っているか、既に人数分のグラスに注がれているかしているはずなのに、その時はグラス1杯分だけでした。

不信に思いながらも私はその「赤いドリンク」を味見してみることにしました。

匂いはありませんでした。

そして、一口つけた私はすぐにグラスを手放します。

予想以上に不味かったのです。

あまりの不味さにむせ返っていると、他のメンバーが部屋に入ってきました。

その中には調理師志望の彼もいました。

私はその赤いドリンクのことについてクレームをつけましたが、彼は「自分が作ったものではない」と言いました。

結局、メンバーの誰もそのドリンクについて知らず、その日の活動時間を過ぎても誰も持ち主が現れなかったのでそのドリンクは捨てることにしました。

サークルの備品であるグラスを使っていましたので、いつまでもそのままにしておくことはできませんでした。

その日の夜、私は夢の中で自分の体から血のような赤い液体が溢れ出し、それによって溺れ死んでしまいます。

あまりのリアルさにすぐさま目を覚ましました。

スポンサーリンク

汗でぐっしょりでした。

まだ日付も超えていない時間でしたが、結局、その日は一睡もすることができませんでした。

寝不足のまま大学での講義を受け終わり、今日はサークルを休ませてもらおうと部屋に向かってみると、少し騒がしくしていました。

何事かと部屋に入ると、どうやら備品のグラスが割れているとのことでした。

しかも、誰も触っていないはずの、棚の中に入れたままのグラスが一つ割れていたというのです。

おかしなこともあるものだということで決着したと思いますが、私の記憶が確かであれば、そのグラスは昨日、例の赤いドリンクが入っていたグラスだったはずなのです。

怖い話関連コンテンツ

モバイルでご覧の方へ

全てのコンテンツと、カテゴリー内の記事をタイトル一覧表示としたメニューを作りました。PCの方にも便利です。

怖い話メニュー

人気記事ランキング

コメントを残す

CAPTCHA


*投稿されたコメントはブログ管理者の認証後に表示されます。

サブコンテンツ

このページの先頭へ