夢の中で訴える女性

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あるフリーライターの女性は、仕事の関係である街に引っ越すことになりました。

前から霊感が強かった彼女は、「そういったモノ」が出ないような部屋を借り、しばらくは何事もなく仕事に打ち込んでいました。

街には広い公園もあり、小高い丘の上にある塔のようなモニュメントを眺めながら過ごす時間は決して悪いものではありませんでした。

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引っ越してからしばらくして、彼女は妙な夢を見ました。

見たことのない山奥の景色の中、真っ白な服を着た女性がこちらを手招きしているのです。

近づいてみると。

その女性は何かをつぶやきながら、自分の足元を指差しています。

もう少し近づこうとしたところで夢から覚めました。

あまり気持ちの良い夢ではありませんでしたが、まあ、たかが夢ということで気にしませんでした。

それから1年後、彼女はまたしても同じ夢を見ました。

シチュエーションは全く同じでした。

今度は、足元を指差すときにつぶやいていた言葉もはっきりと聞こえました「〇山×男・・・〇山×男・・・」と、何度もつぶやきます。

深夜に目が覚めた彼女は汗だくでした。

1年前と同じ夢を見たことに動揺を隠せませんでした。

すっかり目が冴えてしまったので、温かいお茶を飲んで気分を落ち着けようとしました。

ポットでお湯を沸かしている最中、彼女は夢の中の景色について考えてみました。

よく思い出してみると、夢の中の景色に見覚えのあるものが映っていました。

それは、近所にある公園の塔のモニュメントでした。

夜が明けてから、彼女は公園に向かい、そこから見える山に向かって歩き始めました。

おそらく、その山から見た景色だろうと推測したのです。

危険な場所ではありませんでしたが、普段は人が入らないような山で、道路の舗装はおろか、獣道すら無い、緑の生い茂る山でした。

そして、公園のモニュメントが見える場所を探していると、ついにあの夢と同じ景色の場所までたどり着きました。

夢の中の女性はさすがにいませんでしたが。

その他の景色は完全に一致しました。

彼女は、持ってきていたスコップで夢の中の女性が指さした地点を掘ってみることにしました。

何か埋まっているのではと、内心ドキドキしながら掘っていると、何か硬いものにスコップが当たりました。

周りの土をどけてみると、それは「人の頭蓋骨」でした。

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驚いて腰を抜かした彼女は、何とか掘った穴から這い出てきて、すぐさま山から一番近くの交番に駆け込みました。

「山の中に人の骨が埋まっている!」と。

それからは警察に任せながら、彼女も取り調べを受けました。

あの場所を掘っていた理由を聞かれ、正直に話すと、警察の人も顔を青ざめさせました。

その後は、何とか適当な理由をつけてもらい、特に何の追求もされませんでした。

その後、記事作成にあたって警察官にインタビューをすることになり、偶然にも取り調べを担当した人にインタビューをすることになりました。

予定していた内容を聞き終わった彼女は、あの人骨の事件について聞いてみました。

「なぜ、あのような夢の話を信じてもらえたのか」と聞くと、「私も、数年前まで数年間、その夢を見続けていたのです」。

彼も、ある程度の霊感があるようです。

そして、夢の中で聞いた「〇山×男」という名前に聞き覚えがないか尋ねると「その男は数年前、警察に『殺人を犯した』と出頭し、詳しい話をする前に心臓発作で亡くなった」という話です。

ひょっとして、その男に殺されて山中に埋められた女性の亡霊が、助けを求めていたのではないか、そう考えてしまいました。

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