通勤電車

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仕事先で知り合った友人のTは、一人暮らしを始めた頃から奇妙な夢をみるようになったといいます。

Tの夢は、通勤に使う電車の駅のホームで待つところから始まります。

いつもの時間にホームに着きスマホをいじっていると、向かいのホームで待機している中年のサラリーマンがこちらをじーっと見ているそうです。

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ただそんな夢で怖くなかったそうですが、その夢を見た一週間後自分の上司として異動してきた社員の方がTの夢のサラリーマンとそっくりだったそうです。

上司が移動してきて3ヵ月後、Tの夢の中に変化がありました。

上司とそっくりのサラリーマンが反対側のホームからにっこりと微笑みをみせるようになったのです。

つい笑い返してしまうような優しい笑みで夢は終わります。

現実での2人の関係性は、さほど変わらず、仲が良いわけでもないので2人きりで話し合う場もないほどだったそうです。

さらにその夢から1年後、Tは夢の中で寝坊をしてしまいました。

急いでホームに行ったのですが、あと少しのところでドアが閉まってしまい電車に乗れなかったそうです。

電車が走り去ると向かいのホームにいつもの上司に似たサラリーマンがいないことに気がつきました。

次の瞬間Tの背中に衝撃が走り、前に倒れてしまったのです。

線路に落ちてしまったTが上を見るとホームで上司に似たサラリーマンが微笑んでいました。

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Tは、その時「こいつが今、背中を押したのか!」と気付き殺されると感じたそうです。

しかし電車は一向に来る気配はなく、Tは反対のホームに這い上がり、無事身の安全を確保できました。

目が覚めるとTはいつものように出社しましたが、上司が話しかけてくると少し警戒をしていたそうです。

それから3日後、上司は線路に落ちた子供を助けようとして線路に飛び降り、子供は助かったのですが上司は電車を避けきれず亡くなってしまいました。

利用している電車も駅も違う上司の事故だったのに、その日Tは遅刻をして出社したので、なんとなく夢と何か関係があったのではないかと思っているそうです。

Tの夢は続いているのかと聞くと、

「今でも同じような夢をみているけど上司に似たサラリーマンは、自分と同じホームにいて亡くなる前に話せなかったことを電車が来るまで仲良く話している。」

と少しさびしそうに話してくれました。

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