カラスの墓場

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ある山中に、動物の骨が集められた場所があるといいます。

その場所には、多数のカラスが飛んでいるそうです。

そこは「カラスの墓場」と呼ばれています。

その場所に迷い込んだふもとの住人は、少し開けた場所に白い地面を見たそうです。

なんだろう、土の色ではないし、このあたりに人工物はなかったはずなのになあ、と思いながら、興味本位でよく見てみると、それは多数の「動物の骨」だったのです。

しかも、中には人の骨と思わしき頭蓋骨まであったそうです。

不気味になって引き返そうとすると、急にカラスの鳴き声が、それも数羽ではなく、何十、下手をすれば何百もの数のカラスの鳴き声のようにも聞こえました。

気がついたときには数羽のカラスがその住人に近づいてきました。

かなり攻撃的だったため、持っていた傘を武器に応戦し、なんとか大きな怪我を負うことなく引き上げることができました。

間違って山の山頂付近に向かってしまいましたが、そのおかげで先ほどの広場が一望できるところにたどり着きました。

カラスには気づかれていません。

持っていた双眼鏡でよく見ると、骨の広場は大きな鳥の巣のようになっていました。

中央には、カラスのものでしょうか、鳥の骨のようなものが集められています。

まるで骨になったカラスの巣、というよりも墓場のような印象を受けました。

するとカラスたちが鳴き始めました。見つかったか、と思いましたが、どうやらその「墓場」に近づいてたイノシシを攻撃しているようです。

イノシシは子供なのでしょうか、そこまで大きな体格ではなく、あっという間に動かなくなりました。

カラスたちは獲物の肉をついばみ、そして骨を取り出して「墓場」の一角に運び始めました。

あのカラスたちは「墓守」で、近づいてきた侵入者を殺してその骨を「墓場」の材料、あるいは「捧げ物」にしているのかもしれません。

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