神社で遊んだ子供
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私が小学生の頃、小学校の近くに小さな神社があり、よくそこで遊んだ記憶があります。
小さいとは言え、本堂と小さな社のようなものがあり、高く土を盛って作った庭園のような場所とそこから裏手に続く林があり、本堂の前には小さな子供が遊ぶには十分な広場もありました。
隣には小さな駄菓子屋さんもあったので、近所の子供が集まる場所でした。
だいたい6人か7人位でかくれんぼ等して遊んでいました。
中学生となり部活動等で忙しくその頃遊んだ友達とはあまり遊ぶ機会がなくなったある日、小学生の頃神社で遊んだ友達Aと帰りが一緒になりました。
二人とも部活動が違うことから疎遠になっていたこともあり、神社で鬼ごっこをしたりして遊んだ頃の話になりました。
そして話をしているうちに、私とAの話にくい違いがでてきたのです。
様々な遊んだ記憶の中で、その時の人数が私の記憶のほうが一人多いのです。
話を進めていると、ある一人の男の子が友達の記憶から抜けていることが解りました。
私「ほら、もう一人いただろ!目のクリっとした色白の男の子が。」
A「いなかったよ!その時は5人だったよ。」
という感じで、一人の男の子の記憶が私にはあるのに、Aには無いのです。
翌日、学校で私とAは話の食い違いを確かめるために、小学生の頃神社で遊んだBとCを呼び神社の記憶を確認しました。
すると、BもCもその男の子の記憶が無いのです。
私ははっきり覚えているのに、皆の記憶には無いというのです。
そういえば、その子がかくれんぼで鬼になった記憶はありません。
でも、何度も皆で遊んだ記憶があるのです。
キツネに化かされたようで、未だに納得できません。
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