不幸を呼び寄せるホームセンター

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私が勤めていたホームセンターには妙な噂がありました。

「不幸のホームセンター」であると。

勤めていた私たち従業員には何の不幸もなかったのですが、不幸が訪れたのはそれ以外の人たちだったのです。

まず、今まで交通事故を起こしたことも遭ったこともない人が、このホームセンターでの買い物の帰りに事故を起こすことが多発していたのです。

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中には亡くなった人もいると聞いたことがあります。

歩いていても、自転車に乗っていても、車に乗っていてもお構いなしに事故が起きるそうです。

まあ、これにはちょっとした理由もあって、そのホームセンターの周辺の道路は見通しが悪く、事故が多発してもおかしくは無かったのです。

私たちは従業員用の出入り口付近の道路から外に出るので被害はありませんでした。

ただ、「見通しが悪い」というだけで事故が多発すにしても多発の度合いが妙でしたし、そもそもその場所以外でも事故は起こっていたのです。

ホームセンターの帰りの人ばかりが、ですけど。

それだけではありません。

治安が悪い町ではありませんでしたが、時折殺傷事件が起きてもいました。

その際に凶器として使われていたのが、そのホームセンターで販売されていた包丁や刃物類がほとんどだったのです。

その町には3軒ほどホームセンターがありましたし、刃物類を販売している店舗自体はもっとありました。

なぜかそのホームセンターで販売されているものを凶器として選んでいるのです。

私も時たま警察の方がホームセンターに来ていたのを見ています。

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一番怖かったのは、何かのクレームでホームセンターを訪れていた客が、店を出た途端にホームセンター入口の看板が落ちてきて亡くなったことです。

その現場を見ていませんが、後日、社員さんから聞きました。

就職を機にバイトを辞め、県外に移った後になってそのホームセンターが潰れた事を知りました。

例の噂が取り返しのつかないほどに広がってしまい、お客が寄り付かなくなったためです。

「何かにとりつかれている」だの「悪魔の店」だの噂され、従業員も次々に辞めてしまい、ついには営業を続けることができなくなってしまったそうです。

何かがとりついているのは事実かもしれません。

一度だけ、何かの用事で普段は行かない場所まで資材を取りに行ったとき、死角になっている壁にびっしりと御札が貼られていたのを見たことがあり、店長に聞くと、「誰にも喋るな!」と、怖い顔で言われたことがあります。

あの御札の意味は分かりませんでしたが、何かしら例の噂の元になっているのでは、と思います。

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