夜の病院

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この話は私の友人が実際にした体験です。

彼女は中国地方の某病院で働いていました。

まだ、看護師になりたてで、必ず先輩看護師とペアで仕事をしていたそうです。

ある日、彼女が担当していた患者さんがお亡くなりになられたそうです。

お亡くなりになられた方は、足が不自由で杖をついて歩いていたそうです。

彼女は看護師になりたてであった為、お亡くなりになられた患者さんに思い入れがあり、悲しい気持ちでいたようです。

病院ではお亡くなりになられた患者さんが使用していた病室やベッドは、1日誰も利用しないようあえてあけておくことが多いようで、その患者さんが亡くなられてから数日間は病室とベッドを開けていたようです。

ある日の夜、彼女は夜勤であった為、いつものように先輩と一緒に夜の病棟の見回りに向かいました。

特に変わった様子もなかった為、ナースステーションに戻ったところ、ある病室からナースコールが鳴りました。

病室を確認すると、その病室はその患者さんが亡くなられた病室で、その時は誰も使用していないはずでした。

彼女は先輩に相談をし、「誰かが押したのかもしれないから見に行こう」となり、先輩と一緒にその病室へ向かいました。

病室を開けるとやはり、誰もいない。

先輩:誰かがいたずらで押したか、壊れてるのかもね。

そして二人は病室を出、ナースステーションに戻る為長い廊下を歩いていると、後ろから音が聞こえてきたそうです。

コツーン・コツーン

先輩:絶対振り返ったらダメだよ。

と言われ、彼女は振り返りませんでした。

先輩:あなたがいるから、出てきちゃったんだろうね。

でも絶対振り返ってはダメ。

よくあるんだよね。こーいう事。

そうです、その音は先日亡くなられた彼女の担当患者さんの杖の音だったのです。

彼女はその時、怖くなかったそうです。

むしろ、ありがとうと思ったそうです。

この患者さんは、他人である彼女に会いに来たみたいです。

ありがとうと言いたかったのか、そうじゃないのかは分かりませんが、彼女の先輩は「見て見ぬふりをしなさい」のいってんばりだったそうです。

それ以来彼女はそのような体験をすることはなかったと言っています。

あの時、振り返っていたらどうなっていたんでしょうね。

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