使われていない隔離病棟

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入社して間もなくの出来事です。

私は広島県のとある病院に出向をして仕事をする事になりました。

この病院には、隔離病棟という使用されていない病棟がありました。

私は先輩方と一緒にこの隔離病棟の一番奥の突き当たりの1室で作業を行っていました。

日中であっても長い廊下は薄暗く、廊下の途中にはがらんとした病室やベッドが無造作に置かれ、一人で歩くのは怖かったのを覚えています。

また、この隔離病棟は曰くつきで、病院職員内でも「幽霊がよく出る」事で有名でした。

私は霊感は強い方ではないので、見る事はないだろうと思っていました。

そしてある日、奇妙な出来事が起こったのです。

この日も隔離病棟の1室で3名ぐらいで仕事をしていました。

また、食事はいつも配達してくれるお弁当を購入していました。

その日もいつものように、お弁当屋さんがお弁当を持って来てくれた、、、

と思い、先輩へ「お弁当屋さんがいらっしゃいましたよ」と伝えました。

先輩はお金をまとめ、ドアをあけたのですがそこにはお弁当屋さんはいませんでした。

先輩:○○さん、来てないよ?

私:あれ?左から人が歩いて来る影が見えたんですけど?

先輩:・・・・・・・・・・・

そうです。

ここは隔離病棟の一番奥の部屋。

ようするに廊下の突き当たりであるので、左側は壁。

人が歩いてこれるはずはないのです。

この時、部屋の中の人の表情が凍りついたのを覚えています。

私:2階だから1階から上がってきたんじゃないですか?

先輩:2階と1階の間は有刺鉄線が張られた鉄格子があるから上がれないよ。

私:じゃあ。。あれは。。。。

その時、部屋の外にある使われていない、水の流れないトイレから水が流れた音がしました。

それ以降、誰もこの話に触れることはありませんでした。

あの影は何だったのでしょう。

未だに分かりませんが、確かに人の影が動いたのです。

それ以降、この隔離病棟で仕事をするときは必ず誰かと一緒に行動をするようになりました。

今現在も、その病院と隔離病棟はあります。

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