テレビ台の下に棲む何か

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美穂ちゃんは、私の友人の娘さんです。

友人が仕事先との打ち合わせで家を数時間空けるから、その間美穂ちゃんをみていてほしいと頼まれました。

その友人とは古くからの付き合いで家も近くのため、私は快くOKしたのです。

美穂ちゃんは、まだ小学生にもならない可愛らしい女の子でいつも髪の毛を二つに縛っていました。

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その日は、髪ゴムが可愛いピンクのビーズだったので「買ってもらったの?髪ゴム可愛いねえ」と言うと他にも色々持っているんだとクッキーの空き缶を持ってきたのです。

中にはキャラクターのついた髪ゴムやさくらんぼの形をしたヘアピンなど子供らしいアクセサリーがたくさん入っていました。

「じゃあ、今から色んな髪型にして遊ぼうか。」と言うと嬉しそうな顔をして美穂ちゃんはうなづいてくれました。

居間でみつ編みやツインテール、お団子など美穂ちゃんは髪の長い子だったので私も楽しく遊んでいました。

新しい髪形が完成するたびに携帯で写真を撮り、後でお母さんに見せようね、と二人ではしゃいでいました。

難しい髪型にしようとして黒いヘアピンを口にくわえながら髪を縛っていると、ぽろっと口にくわえていたヘアピンが落ちてテレビ台の下に入り込んでしまったのです。

大人の手ではテレビ台と床の隙間に手を入れられませんが、子供の手だったら入りそうでした。

美穂ちゃんが率先して取ろうとしてくれていましたが、きっと長さが足りないだろうと思い私は長い棒のような物を探していたときです。

美穂ちゃんがとれた!といったので振り返ると、美穂ちゃんの小さな手のひらに小さいな骨が乗っていました。

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その骨には何か赤いカタマリが付着していたので、一瞬で何かの死骸だと思い驚きつつもティッシュで美穂ちゃんの手の平から取り上げたのです。

美穂ちゃんに手を石鹸でよく洗わせて居間に戻るとくしゃくしゃに丸めたティッシュにドリルで開けたような穴が空いていて、そっと開くと中身はからっぽになっていました。

長い定規を見つけたのでテレビ台の下をくまなく探りましたが、出てきたのは落としたヘアピンだけだったのです。

その日は、一応そのことを帰ってきた友人に話しただけで今でも友人とはよく会っているし、家にも遊びに行きます。

しかし今思うと探ったテレビ台の下に少しもホコリがなかったということが不思議でたまりません。

何者かがそこで住んでいた・・・とでもいうのでしょうか。

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