目を覆っても、見えてしまう

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目を覆う行為に意味があるとは思えません。

私の体は少しおかしいところがあり、見たくないものを見ないように目を手で覆っても見えてしまうのです。

はじめ、そのことに気がついたのは、小学生の頃テレビで放送していた心霊番組を見ていたときでした。

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心霊写真を公開する場面で怖い顔がどんどんアップになっていくので恐怖を感じ目を手で覆って下を向きました。

しかしモノクロの黒い画面でその怖い顔はどんどん近づいて見えるのです。

むしろ目を閉じるほうが怖い気持ちがしてすぐに目を開けると、親が笑いながらそんなに怖かったのかと聞いてきました。

テレビを見ると心霊写真のコーナーは終わっていて色のある世界に安心したものです。

もしかすると自分には透視の能力があるのではないかと思いドアの向こうにいる兄弟や封筒の中の手紙を目を覆い見てみました。

でもそれからしばらくそのような異変は、起こりませんでした。

次に異変が起こったのは、中学三年生の頃受験発表で会場まで結果を見に行ったときでした。

結果が怖いので見に行って欲しいと友達に言い私は校門で待っていたのですが、笑顔で帰っていく合格者を見ていることが嫌で目を手で覆ったのです。

その時なぜかその高校の校舎がモノクロの画面で見えたのです。

それも人一人分高い位置からすーっと前進し始めました。

驚いているうちに合格者の番号が書いてあるボードの前までついて自分の番号が見えたのです。

友達が戻ってきた時、サプライズのように私が合格したことを驚かそうと暗い顔をしていましたが、「受かっていたんだね」と言うと見に行ったのかと言われてしまいました。

大学生の頃、容姿がとてもカッコイイ男性に声をかけられたことがありました。

ぽっちゃり体型でそれほどの顔ではない私に声をかけるような男性は今までいなかったので私は浮かれていました。

車に乗ってドライブしないか誘われたのですが、私は見ず知らずの相手と車という密室の中にいることを少し怖いように思い渋っていたのです。

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君に一目ぼれをしたという内容の言葉を言われて見つめあうことが恥ずかしく感じ目を覆ったときでした。

なにやら白い部屋に黒いカタマリが床にこびりついているような画面が見えたのです。

またあのモノクロの異変かと思いましたが、次の瞬間その黒いカタマリが人間の一部だということがわかりました。

そしてその後見えたものは、声をかけてきた彼の顔で手には何かバールのようなものが握られていました。

「どうしたの?」という声に気付き目を開けると、先ほどの顔が笑顔で手を握っていました。

そんな画面を見てしまった私は、もちろん彼からの誘いを断りそれから会っていません。

見たくないものを見てしまうこの異変は、大人になった今でもあります。

しかし大人になってからこの異変の回数が多くなったように感じるのは気のせいなのでしょうか。

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