首なし地蔵と過疎の村

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山形だったと思いますが、そこには「首なし地蔵」というものがあるらしいですね。

それ以外にも首なし地蔵、場所によっては「首狩り地蔵」と呼ばれる地蔵があるそうですが、私が体験した話では、それらとは異なった出来事がありました。

私はある日、母方の祖父母の家に預けられることになりました。

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その理由は、母が妊娠して病院に、父は交通事故で入院と、両親ともに病院にいたために当時まだ幼稚園に通う年齢だった私はしばらくの間、母方の祖父母の家に世話になることになったのです。

母方の実家はかなり過疎化が進んでいて、一緒に遊べる年齢の子供など全くいませんでした。

なので、その間はずっと一人で遊んでいることになってしまいます。

一人ではできることも限られるので、仕方なく一人でブラブラと、探検ごっこのようなことをしていたんだと思います。

祖父母の家に来てから一週間くらい経ったあたりでしょうか、私は祖父母の家から見える小さな山に行ってみることにしました。

祖父母からも特に危険な場所ではないということで許可をもらい、早速行ってみることにしました。

祖父母の家から10分くらい歩いたあたりで山の麓にたどり着きました。

普段から農業用の車両などが通っているせいか、道は思ったよりも歩きやすかったと記憶しています。

その山の中腹あたり、山に到着して20分くらいたったあたりで、私はお地蔵様のようなものを見つけました。

ような、と表現したのは、そのお地蔵様らしきものには首から上がなかったので、厳密に人型をしていなかったからです。

とは言え、お供え物やその他の外見はまさにお地蔵さまでした。

とりあえず私も拝んでおくことにしました。

その数日後、暇にしていた私はもう一度例の山に行くことにしました。

そして、山の中腹のお地蔵様のところまでやってきましたが、前回来た時と何か違って見えました。

例のお地蔵様の首があるのです。

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前回来た時には間違いなく無かったお地蔵様の顔が、こんどはきちんとあるのです。

無くなったのならまだわかりますが、無かったものが存在していることに私は驚いてしまいました。

その日の夕飯の時、祖父母にその話をしてみることにしました。

すると祖父母は血相を変えて慌ただしくどこかに行ったり電話をしたりしていました。

私は家から出ないようにキツく言い渡され、仕方なく寝泊まりしていた部屋で本を読んでいました。

その部屋の窓からは例のお地蔵様のある山が見えます。

窓の外を眺めていると、山の辺で明かりがちらほら見えていました。

動いていたので、懐中電灯か何かの明かりだろうと思います。

翌日、もう一度山に行くと、今度はまたしてもお地蔵様の首が無くなっていました。

しかも、付近には人がたくさん踏み入った跡と、お地蔵様の首付近には新しめの傷がついていました。

祖父にお地蔵様の話を聞こうとしましたが、何も話してはくれませんでした。

ただ、例のお地蔵様には何か不吉な意味があるのではないかと思い、それ以降、例の山には近づかないようにしました。

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