生きている井戸

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ある山奥に、寂れて人がいなくなった集落が有り、そこには不思議な井戸があったそうです。

昔、その集落に住んでいた人物の話によると、集落の外れには誰も使っていない井戸があり、大人からはそこには近づかないように言われていました。

ある日、その井戸に向かった彼は、井戸の大きさにびっくりしました。

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集落にあった井戸よりも大きかったのです。

その大きさにびっくりしていると、集落の大人に見つかってしまい、連れ戻されてしまいました。

それから数年後、進学の為に上京を決意した彼は、集落の人間への挨拶を終えると、例の井戸まで足を運びました。

すると彼は不思議に思いました。

かつて感じたよりも井戸が大きくなっているように感じたのです。

彼も成長しているので、逆に小さく感じるはずなのですが、まるで井戸も成長したかのような感覚に襲われました。

それを祖父に伝えると、「あぁ、去年くらいに子供が一人落ちたからな」と言います。

なぜ、子供が落ちたことと関係するのでしょうか。

それを聞くと「あの井戸は生きてるからだよ」と言います。

つまり、あの井戸は生きていて、中に入った生き物を食べて成長したいるのだと言うのです。

まさかと思いながら、手近にあったリンゴを持って井戸に向かい、井戸にリンゴを放り投げました。

すると、水に落ちた音も地面に落ちた音もせず、代わりにどこからともなく「ごちそうさん。次はお前を食いてぇなぁ」という声が聞こえ、彼は一目散に逃げ帰りました。

今、あの井戸がまだ残っているのか、残っているならどれだけ成長しているのか、怖くて今でも見に行くことができないそうです。

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