川沿いのアパートの黒い影

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私が二十歳の頃友達の家にお泊りに行ったときのことです。

友達は、一人暮らしで一年契約の部屋を借りている状態でした。

ワンルームに押入れとロフトがついていて、キッチンもお風呂もトイレもあるキレイな部屋でしたが、1つ気になるとしたら川が部屋の目の前を通っていることでした。

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8月だというのに窓も開けずエアコンもつけず、それでも寒気がするほど室内の温度は低かったのですが、はじめて一人暮らしの部屋にきたという好奇心からか全然気になりませんでした。

むしろ過ごしやすく、静かで私も住みたいほどだったのです。

夜中の12時になると寝てしまう友達だったので、それまでにお風呂を済ませて寝る準備をしていました。

友達は、いつもロフトで寝るから下のベットを使っていいよと言ってくれました。

ベットの方が足も伸ばせるし、ふかふかの毛布が気持ちよさそうなので遠慮したのですが、友達は本当にいつもロフトで寝るからと言ってベットを貸してくれたのです。

電気を消すと自分の手が見えないほど真っ暗で、窓もカーテンがかかっていたため静かな「無」の世界でした。

しかし目を閉じるとなぜかベットと斜め向かいにある角が気になってしょうがないのです。

目を開けても暗闇で、慣れた目でも部屋の角がぼんやり見えるだけでした。

そしてまた目を閉じると今度は人影のような黒い影が斜め向かいから近づいてくるように感じます。

のそのそと近づくわけではなく、がたがた影が横に震えながら何度も近づく行為を繰り返しているのです。

目の前に来たと思うと、斜め向かいに瞬間移動しまた近づいてくるという繰り返しでした。

なぜ私が叫んだり怖がって友達に助けを求めたりしなかったというと、目に見えているわけではなく単に私の想像だったからです。

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気配を感じるというのでしょうか。

そのため気味は悪かったですが、そのまま普通に寝てしまったのです。

朝起きると友達はまだ寝ていました。

開けさせてくれなかったカーテンを少し開けて川を見ると夏の日差しでキラキラしていてとても気持ちの良い景色でした。

お泊り会から数ヶ月後、友達が引っ越したというのでそんな気配のした話をしてみました。

すると友達は、

「実は下のベットで寝ると必ず黒人のおじさんが追いかけてくる夢をみていたんだ」

と話してくれたのです。

私は、うとい方なので何事もありませんでしたが、短期間で部屋を借りる際には十分注意したいと思いました。

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